麻雀を始めたとき、役の多さに圧倒された方も多いと思います。私もそのひとりでした。でも実際には、最初から全部覚える必要はありません。この記事では私が最初に覚えた「これだけ知っていれば実戦で戦える」10役に絞って、わかりやすく解説します。
そもそも「役」って何?
麻雀でアガるためには、必ず1つ以上の役が必要です。役がない手はアガれません(フリテンや無効アガリになります)。役には「鳴いてもOKな役」と「鳴ったら消える役」があるので、それも一緒に覚えましょう。
また、役には「翻数(はんすう)」があり、翻数が高いほど点数が上がります。1翻より2翻、2翻より3翻の方が高得点です。翻数が(4翻、)5翻で「満貫(まんがん)」、6〜7翻で「跳満(はねまん)」、8〜10翻で「倍満(ばいまん)」、11〜12翻で「三倍満(さんばいまん)」、そして13翻以上または特定の役を揃えると「数え役満(かぞえやくまん)」または「役満(やくまん)」と呼ばれる特別な点数になります。最初は翻数を気にしすぎなくて構いませんが、「役が重なるほど点数が上がる」とだけ覚えておきましょう。
なお、役のない手でアガり宣言をしてしまうと「チョンボ」となり、ペナルティとして他のプレイヤーに点数を支払わなければなりません。初心者のうちは「本当に役があるか」を確認してからアガり宣言する習慣をつけましょう。
初心者が最初に覚えるべき10役
①リーチ(立直)
難易度:★☆☆☆☆
テンパイ(あと1枚でアガれる状態)になったら1000点を払って宣言できる役。門前(鳴いていない状態)限定。リーチをかけるだけで1翻つくうえ、ツモアガリ時に裏ドラがめくれるボーナスがあります。迷ったらリーチが初心者の鉄則です。もっと詳しく知りたい方は『リーチの基本』をご覧ください。
② タンヤオ(断么九)
難易度:★☆☆☆☆
2〜8の数牌(中張牌)だけで手を作る役。1・9・字牌を一切使いません。鳴いてもOKなので使い勝手が抜群。「手の中に1・9・字牌がなければタンヤオ」と覚えましょう。詳しくは『タンヤオの作り方』で解説しています。
③ピンフ(平和)
難易度:★★☆☆☆
すべての面子を順子で揃え、雀頭が役牌でなく、両面待ちでアガる役。門前限定。リーチと組み合わせると「リーチピンフ」で2翻になり、初心者の基本形です。成立条件は『ピンフ(平和)の条件』で詳しく説明しています。
④ イーペーコー(一盃口)
難易度:★★☆☆☆
同じ種類・同じ順番の順子を2組作る役。門前限定。ピンフと複合しやすく、高得点が狙えます。詳しくは『一盃口の作り方』で解説しています。
⑤ ヤクハイ(役牌)
難易度:★☆☆☆☆
三元牌(白・發・中)や自風牌・場風牌を刻子で揃える役。鳴いてもOK。初心者が鳴きを使う場合、まずこの役を狙うのがおすすめです。狙い方は『役牌を狙うコツ』をご覧ください。
⑥ ツモ(門前清自摸和)
難易度:★☆☆☆☆
門前でテンパイして、自分でツモアガりする役。意識しなくても自然につく役なので、門前を維持する習慣をつけましょう。ツモアガリを増やす考え方は『ツモ上がりのコツ』で紹介しています。
⑦トイトイ(対々和)
難易度:★★☆☆☆
すべての面子を刻子で揃える役。鳴いてもOK。同じ牌を集め続けるのでわかりやすいですが、待ちが読まれやすいデメリットも。
⑧ サンアンコウ(三暗刻)
難易度:★★★☆☆
3組の刻子をすべて自分でツモって揃える役。2翻と高得点。トイトイと複合すると一気に手が大きくなります。
⑨ホンイツ(混一色)
難易度:★★☆☆☆
1種類の数牌と字牌だけで手を作る役。鳴いてもOK(2翻→1翻)。手牌を1色に絞るだけで自然に成立するため、初心者でも狙いやすい高翻役です。詳しくは『混一色・清一色とは』で解説しています。
⑩チャンタ(混全帯么九)
難易度:★★★☆☆
すべての面子と雀頭に1・9・字牌が含まれる役。鳴いてもOK(2翻→1翻)。タンヤオとは真逆の発想で、端の牌を集め続けます。詳しくは『チャンタの作り方』で解説しています。
覚え方のコツ
まずはリーチ・タンヤオ・ヤクハイの3つだけ完全に理解すれば、実戦でアガれるようになります。この3役を使いながらゲームを重ねると、自然と他の役も見えてくるので、焦らず慣れることが大切です。3役に慣れてきたら、次はピンフとツモを意識してみましょう。門前を維持しながらリーチ・ピンフ・ツモの3つが重なると一気に高得点が狙えます。さらに余裕が出てきたらトイトイやホンイツなど、鳴きを使った役にも挑戦してみてください。焦らず1役ずつ実戦で使いながら覚えていくのが、一番の近道です。10役を覚えたら、次は残りの役や点数の仕組みにも少しずつ目を向けてみましょう。全ての役は『麻雀の役一覧(全役・難易度別)』に、点数の数え方は『麻雀の点数計算入門』にまとめています。
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