【中級者向け】純チャンに一盃口・二盃口を重ねる|122334の寄せ分け

戦術・上達

純チャン(純全帯么九)は、すべての面子と雀頭を1・9を含む形でそろえる役です。門前で3翻と打点は高いものの、使える牌が端に限られるぶん形が細くなりやすく、難易度が高いです。私も数回くらいしか上がったことがありません。この記事では、そんな純チャンに一盃口・二盃口を重ねて打点をさらに伸ばす考え方と、両方の芽が同時に立つ「一二二三三四」の寄せ分けを、中級者向けに整理します。

純チャンとは|1・9だけで作る上位役

純チャン(純全帯么九)は、4つの面子と雀頭のすべてに1か9が絡む役です。順子は「一二三」か「七八九」のどちらか、刻子なら「一一一」「九九九」、雀頭も1か9の対子に限られます。字牌を一切使わない点が、字牌も認めるチャンタ(混全帯么九)との違いです。

翻数は門前で3翻、鳴くと2翻に下がります(喰い下がり)。チャンタが門前2翻・鳴き1翻なので、純チャンはちょうど1翻ぶん高い上位役という位置づけです。

注意したいのは、面子に順子を必ず1つ以上含む点です。すべて刻子でそろえると混老頭という別役になり、純チャンとは複合しません。また端の牌しか使えないため、ペンチャン・カンチャンの愚形になりやすく、和了までの道のりは長くなりがちです。純チャンを含むチャンタ系の基礎もあわせてどうぞ。

純チャンに一盃口・二盃口が重なると打点が跳ねる

純チャンで使う「一二三」「七八九」は、同じ並びを2組そろえれば一盃口(門前1翻)になります。順子を主体にする純チャンは、もともと一盃口・二盃口と相性が良いのです。

たとえば一二三萬を2組そろえれば、純チャンを保ったまま一盃口が乗り、門前で純チャン3翻+一盃口1翻=4翻と満貫に手が届きます。さらに一二三と七八九をそれぞれ2組ずつそろえれば二盃口(門前3翻)が成立し、純チャン3翻+二盃口3翻で6翻=跳満クラスに跳ね上がります。

完成形の一例は、一二三萬 一二三萬 七八九筒 七八九筒 九九索です。萬子と筒子でそれぞれ同じ順子が2組ずつそろい、雀頭も9の対子なので、純チャン3翻+二盃口3翻=6翻の跳満になります。

ただし、これは狙って作るというより「結果的に重なったら大きい」形です。端の牌を2組ずつ集めるのは難度が高く、最初から二盃口まで見据えると手が苦しくなります。基本は純チャンを軸に置き、重なりはボーナスと考えるのが現実的です。

一二二三三四|純チャンを生かすか崩すか

純チャンを狙う手で迷いやすいのが、一二二三三四萬のような形です。そもそものチャンタ、純チャンの上がりにくさの一つに、二三萬のような形に四萬を引いてしまう点にもあります。このまま使うと一二三萬+二三四萬で2面子が完成しますが、二三四萬は1も9も含まないため、ここが純チャンの穴になります。純チャンや一盃口を頼りに上がろうとしている手なら、この並びのままでは役が付かず和了できません。

純チャンを残すには、四萬を切って一二二三三萬に構え直します。待ちは一萬・四萬の両面で、一萬で上がれば一二三萬が2組=一盃口になり、純チャンとも両立して門前なら純チャン3翻+一盃口1翻=4翻です。

ただし注意点があります。切った四萬が自分の待ちに入るため、この形はフリテンになり、ロンでは上がれずツモ(リーチ後のツモ)に限られます。しかも四萬を引いても二三四萬ができるだけで、純チャンも一盃口も付きません。つまり実質「一萬ツモ」を狙う形です。

それでも、決まれば純チャン・一盃口・リーチ・ツモと重なって打点はかなり大きくなります。崩して取りにいくのは、このように跳ね上がりが見込めるときです。端の安い手で無理に組み替えるのは得策ではありません。

門前で重ねるか、鳴いて速度を取るか

純チャンは鳴いても2翻で成立しますが、一盃口・二盃口は門前限定で、鳴いた瞬間に消えます。ここに打点と速度のジレンマがあります。

端の牌は他家も持て余して出やすいため、チーで仕掛ければ純チャン2翻までは比較的早く形にできます。一方で、門前を守れば純チャン3翻に一盃口1翻を乗せて4翻、二盃口まで届けば6翻と、打点はまるで変わります。

判断の目安は、重なりの芽がどれだけ見えているかです。一二三や七八九がすでに2組見えている、あるいはドラやリーチが絡んで跳満が狙えるなら、門前を守る価値があります。重なりの気配がなく純チャン止まりなら、鳴いて確実に和了へ向かうほうが取りこぼしは減ります。

無理に寄せない手なりの判断

ここまで重ね方を見てきましたが、純チャン系の手で最も大切なのは「無理に寄せない」ことです。

端の牌は属する順子が少なく(1や9は一二三・七八九の1通りだけ)、受けが細くなります。一盃口や二盃口を意識しすぎて愚形のまま固定すると、和了率が大きく落ちます。配牌の段階で端や字牌が多ければ純チャン・チャンタ寄り、中張牌が多ければタンヤオ寄りと大まかに見極め、無理筋なら早めに見切ることも必要です(タンヤオとの対比)。

基本方針は、純チャンを軸に手なりで進め、一盃口・二盃口が自然に重なったら打点を取りにいく、という順序です。重なりは「作る」より「拾う」もの。配牌から手作りの考え方も参考になります。

まとめ

純チャンは1・9だけで作る門前3翻の上位役で、同じ並びの順子を重ねれば一盃口・二盃口が乗り、門前なら4翻〜跳満まで打点が伸びます。一二二三三四のような形は、四を切れば一盃口と純チャンの芽が同時に立ちますが、フリテンのツモ狙いになるため、跳ね上がりが見込めるときだけ組み替えるのが基本です。端の手は受けが細いぶん、無理に寄せず手なりで進め、重なりは拾うものと考えると安定します。

役を覚える近道は、やはり実戦で数をこなすことです。

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