【初心者向け】途中流局とは|九種九牌・四風連打・四開槓・四家立直・三家和のルール

はじめての麻雀

麻雀を始めたばかりのころに、私以外の3人から同時にリーチが入ったことがあります。そして自分もテンパイになり、危険牌を切ってリーチ。わくわくしていると、「流局ですね」って言われて驚いた記憶があります。実は麻雀には、こうした特殊な状況で局を途中で終わらせる「途中流局(とちゅうりゅうきょく)」というルールがあります。この記事では、九種九牌・四風連打・四開槓・四家立直・三家和という5つの途中流局を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

途中流局とは|局が途中で終わる特殊なルール

麻雀の1つの局は、通常は誰かのアガリか、山の牌を引ききって誰もアガれなかった流局(荒牌流局・こうはいりゅうきょく)で終わります。局の流れの基本は麻雀の1局の流れの記事で解説しています。

これに対して途中流局とは、特定の条件を満たしたときに、山が残っていても局を打ち切って次へ進むルールです。通常の流局と違う点として、次の3つを押さえておきましょう。

  • テンパイ・ノーテンの確認をせず、ノーテン罰符のやりとりもない
  • 本場は1つ増えるのが一般的(次の局は1本場として始まる)
  • 場に出ているリーチ棒(供託)は、そのまま次の局へ持ち越される

親が続行(連荘)するか流れるかは、取り決めによって異なります。また、途中流局そのものを採用するかどうかもルール次第です。天鳳や雀魂などのオンライン麻雀では5種類とも採用されている一方、Mリーグのように途中流局を一切採用しない競技ルールもあります。フリー雀荘ではお店によって扱いが違うので、対局前に確認しておくと安心です。

九種九牌|配牌が悪すぎるときの救済ルール

九種九牌(きゅうしゅきゅうはい)は、5つの中でもっとも目にする機会が多い途中流局です。

親は配牌の時点、子は自分の最初のツモの時点で、手牌に么九牌(ヤオチューハイ。一・九の数牌と字牌)が9種類以上あるとき、手牌を倒して宣言すると流局にできます。あまりに手がバラバラなときの救済ルールというわけです。

ポイントは次の3つです。

  • 自分の番より前に誰かがポン・チー・カンをしていた場合は宣言できない
  • 数えるのは「種類」。同じ字牌が2枚あっても1種類と数える
  • 宣言は任意。流さずにそのまま続行してもよい

么九牌が9種類あるということは、13種類の么九牌を集める役満・国士無双のタネが揃いつつあるということでもあります。点数が大きく離されていて一発逆転が欲しい局面なら、あえて流さずに国士無双を狙う選択も面白いでしょう。

1つだけ注意点があります。手牌を倒して么九牌が9種類に足りていなかった場合はチョンボ(反則)になります。宣言する前に、種類の数え間違いがないかしっかり確認しましょう。

四風連打|全員が同じ風牌を捨てたら流局

四風連打(スーフーレンダ)は、1巡目に4人全員が同じ風牌(東・南・西・北のいずれか)を捨てると流局になるルールです。たとえば全員が1巡目に西を切ると、4人目が切った時点で流局です。

対象は風牌のみで、白・發・中の三元牌では成立しません。また、4人が最初に捨てた牌がすべて西で揃っていても、その間に一度でも鳴き(暗槓を含む)が入っていれば四風連打は不成立になります。

覚えておきたいのは、4人目のプレイヤーには選択の余地があるという点です。同じ風牌を持っていても、切らなければ局はそのまま続きます。配牌が良いのに流してしまってはもったいないので、自分が4人目の立場になったときは手牌と相談して決めましょう。

四開槓|カンが合計4回行われたら流局

四開槓(スーカイカン)は、2人以上のプレイヤーによって合計4回のカンが行われると流局になるルールです。四槓流れ(スーカンながれ)と呼ばれることもあります。

重要なのは「2人以上で」という部分です。1人のプレイヤーが4回すべてのカンをした場合は流局にならず、そのまま続行して役満・四槓子を狙うことができます。

カンは4回行われること自体がまれなので、出現率はかなり低い途中流局です。細かい成立タイミング(4回目のカンの直後か、その打牌のあとか)はルールによって揺れがあるので、気になる場合は事前に確認しておきましょう。

四家立直|4人全員がリーチしたら流局

四家立直(スーチャリーチ)は、4人全員がリーチをかけると流局になるルールです。

正確には、4人目のリーチ宣言牌が誰にもロンされずに通った時点で成立します。宣言牌でロンできる人がいれば、当然ロンが優先されます。

流局が成立すると、全員が手牌を開けて本当にテンパイしていたかを確認します。ここでノーテンリーチが発覚するとチョンボです。場に出た4本のリーチ棒は供託として次の局に持ち越されます。

三家和|3人同時のロンは流局になる?

三家和(サンチャホー)は、1人の捨て牌に対して3人が同時にロンを宣言したとき、アガリではなく流局とするルールです。トリプルロン、トリロンとも呼ばれます。

2人同時のロン(ダブロン)は両者のアガリを認め、3人同時なら流局にする、という取り決めが比較的多く見られます。1枚の牌で3人分の点数を払うのはあまりに重い、という放銃者(振り込んだ人)への救済の意味合いがあるルールです。

なお、同時のロンは発声した1人(放銃者から見て近い順)だけがアガれる「頭ハネ」を採用しているルールもあります。この場合、そもそも三家和による流局は起こりません。Mリーグは頭ハネ採用のため、三家和はない、という整理になります。

まとめ

途中流局の5パターンをまとめます。

  1. 九種九牌:第一ツモまでに么九牌が9種類以上(宣言は任意)
  2. 四風連打:1巡目に全員が同じ風牌を捨てる
  3. 四開槓:2人以上で合計4回のカン(1人4回は四槓子を狙える)
  4. 四家立直:4人全員がリーチ
  5. 三家和:3人同時のロン

いずれもテンパイ確認とノーテン罰符はなし、本場は1つ増える、というのが基本の扱いです。採用するかどうか、親が流れるかどうかはルールによって違うので、初めての場では確認しておきましょう。

また、ほかの4つは条件がそろうと自動的に流局するのに対し、九種九牌だけは「流すかどうか」を自分で選べます。どうにもならない配牌をリセットするか、国士無双の夢を追うか——たまに訪れるこの選択も、麻雀の楽しみのひとつです。

麻雀のルールを覚える近道は、やはり実戦で数をこなすことです。

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