七対子自体は「対子が七つ」ということで一見シンプルですが、実は極めると難しく、奥が深い役です。どの牌が対子になりうるのかを見極めるのが難しいですし、暗刻ができたときに崩しにかかるべきかどうかの判断も悩ましい。私をいまだに悩ませる役の一つです。しかし、避けては通れない役でもあります。そんな七対子について、この記事ではその作り方と狙いどころを初心者向けにまとめます。
七対子(チートイツ)とは
七対子は、同じ牌2枚(対子)を7組そろえて作る役です。読み方は「チートイツ」。
麻雀の手は普通「3枚の面子(メンツ)を4組+雀頭(2枚)」という形で作ります。ところが七対子だけはこの形にあてはまらず、14枚すべてを対子(2枚1組)で構成するという、ちょっと変わった役です。
順子も刻子も作れない、対子ばかり集まってしまった――そんな配牌のときに逆転の選択肢になるのが七対子です。
七対子の成立条件
七対子が成立するには、次の3つを満たす必要があります。
- 対子が7組そろっている(同じ牌2枚ずつ×7種類で計14枚)
- 門前である(一度も鳴いていない)
- 同じ種類の牌は2枚まで(同じ牌4枚を「2組の対子」とは数えられない)
特に3つ目は間違えやすいポイントです。たとえば五萬が4枚そろっても、それを「五萬の対子×2組」として七対子に使うことはできません。なぜかって?それだと五対子一槓子ですからね(笑)。七対子は7種類の異なる牌の対子で作る役だと覚えておきましょう。
なぜ七対子は特別なのか(点数・待ち)
点数は25符2翻で固定
七対子は符が25符で固定され、翻数は2翻です。普通の手のように符を細かく計算する必要がありません。
- 子のロン:1,600点/子のツモ:400・800(計1,600点)
- 親のロン:2,400点/親のツモ:800オール
2翻だけだと少し安く感じますが、七対子は門前限定なのでリーチと相性が抜群です。リーチ・ツモ・ドラ・タンヤオ・混一色(ホンイツ)などと複合でき、たとえば「リーチ・七対子・ドラ2」で5翻=満貫も十分に狙えます。さらに美味しいのが「リーチ・ツモ・七対子・ドラ2・裏ドラ2」で8翻=倍満の完成形。私も何回か振り込みましたね(笑)。安い役と侮れない、上振れの大きさも七対子の魅力です。
待ちは必ず単騎(タンキ)待ち
七対子は最後まで進めると、対子が6組できて残り1枚の片割れを待つ形=単騎待ちになります。
待っているのは1種類の牌で、しかも自分が1枚持っているため、場に残っているのは最大3枚。通常の両面待ち(最大8枚)と比べると和了に必要な枚数が少ないのが弱点です。だからこそ、どの牌で待つかの選び方が重要になります。
七対子を狙うコツやポイント
- 配牌で対子が4〜5組あるかを目安にする。最初から対子が多いときが狙いどき。2〜3組しかないなら、無理せず普通の手(順子の手)に切り替える柔軟さも大切です。
- 暗刻(同じ牌3枚)ができたら一度立ち止まる。七対子は同じ牌を2枚までしか使えないため、3枚そろっても1組分にしかなりません。1枚は余り牌になります。このとき「3枚目を切って七対子を続ける」のか、「その刻子を活かして普通の手(4面子1雀頭)に寄せる」のかは、残りの対子の数や手の進み具合を見て判断します。対子が十分そろっているなら七対子を続け、刻子のほうが伸びそうなら通常手に切り替える――この見極めが七対子の難しさであり面白さでもあります。
- 字牌・端牌(1・9)の対子を活かす。これらは他家も面子に使いにくいため、自分の待ち牌として場に出やすく、和了につながりやすいです。
- 待ち牌は「出やすい牌」を残す。最後の単騎待ちを決めるとき、相手が手放しやすい牌(場に見えていない字牌など)を残すと和了率が上がります。
- リーチをかけるか考える。単騎待ちで枚数が少ない分、リーチで一発・裏ドラの上振れを狙う価値があります。
七対子の注意点
- 鳴けない。対子をポンしたくなりますが、ポン・チーをした瞬間に七対子は不成立になります。あくまで門前専用の役です。
- 同じ牌4枚は使えない。前述のとおり、4枚そろっても七対子の2組分にはなりません。
- 二盃口(リャンペーコー)になる形は、二盃口が優先されるのが一般的です。たとえば「二三四・二三四…」のように同じ順子が2組ある形は、ルール上ほとんどの場合、七対子(2翻)ではなく二盃口(門前3翻)として高い方で計算します。
- 待ちが弱いことを忘れない。両面待ちに比べて和了率は下がるので、点数(ドラや混一色との複合)でカバーする意識を持つと安定します。
まとめ
七対子は、対子ばかりで面子が作りにくい配牌でも戦える、覚えておくと便利な変則役です。25符2翻と単体では安めですが、門前限定ゆえにリーチやドラと複合しやすく、上手く使えば満貫クラスまで伸ばせます。まずは「配牌で対子が多いときの逆転の選択肢」として頭に入れておきましょう。
ほかの基本的な役もあわせて覚えたい方は、麻雀の基本的な役10選もご覧ください。七対子は鳴けない門前専用の役ですが、反対に鳴いて作れる手を知りたい方は役牌(翻牌)を狙うコツが参考になります。
当サイトおすすめの初心者向けアプリはこちらのランキングから確認してみてください。実際に手を動かすのが、上達への一番の近道です。
この記事を読んだあなたにおすすめの一冊
📖 編集部おすすめ書籍
イラスト見るだけ!Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門
イラスト+会話形式のストーリー仕立てで、知識ゼロから麻雀のルール・役・点数計算まで楽しく学べる入門書。Mリーグで人気の佐々木寿人プロが監修。読みながら自然と頭に入ってくると好評です。
Amazonで見る →※当記事はアフィリエイト広告を含みます。


コメント