【初心者向け】麻雀の点数早見表と覚え方|まずは30符の4つの点数から

知識・マナー

麻雀を覚えたての頃、卓を囲むと「ザンク」「チッチ」といった点数申告の言い回しが飛び交っていて、その響きがなんとも新鮮でした。ただ、聞いている分には楽しくても自分では計算できず、点数計算は慣れるまで同卓の友達に任せきり。アガるたびに「これ、何点?」と聞いていたものです。あとから気づいたのですが、満貫(マンガン)未満の点数は全パターンを丸暗記する必要はなく、早見表の覚えやすい並びを起点に少しずつ広げていくだけで、実戦には十分でした。この記事では、1〜4翻の点数早見表(子・親、ロン・ツモ)と無理のない覚え方、そして点数申告の言い回しまでをまとめて解説します。

点数はどう決まる?|翻と符のおさらい

麻雀の点数は、役とドラで数える翻(ハン)と、手の形につく符(フ)の2つの数字で決まります。翻の数え方と満貫以上の点数は点数計算入門で、符の数え方は符計算の解説でそれぞれ説明しているので、この記事では「翻と符がわかったあと、結局何点になるのか」を早見表で引けるようにします。

先に大事な前提を2つ。1つ目は、早見表が必要なのは4翻以下のアガリだけということ。5翻以上は符に関係なく満貫からの固定点数になります。2つ目は、同じ手でも親の点数は子のおよそ1.5倍で、ロンなら放銃(ほうじゅう)した人が全額を、ツモなら残りの3人で分担して払うということです。分担のしかたは後ほど詳しく説明します。

点数早見表|子の点数(ロン・ツモ)

まずは子の点数です。ツモの欄は「子の支払い・親の支払い」の順で書いています。たとえば「400・700」とあれば、子2人が400点ずつ・親が700点を払うという意味です。実際の点数申告もこの順で言うので、このまま覚えてしまうのがおすすめです。

子のロン

1翻2翻3翻4翻
25符(七対子)1,600点3,200点6,400点
30符1,000点2,000点3,900点7,700点
40符1,300点2,600点5,200点8,000点(満貫)
50符1,600点3,200点6,400点8,000点(満貫)

子のツモ(子の支払い・親の支払い/単位:点)

1翻2翻3翻4翻
20符(ピンフツモ)400・700700・1,3001,300・2,600
25符(七対子)800・1,6001,600・3,200
30符300・500500・1,0001,000・2,0002,000・3,900
40符400・700700・1,3001,300・2,6002,000・4,000(満貫)
50符400・800800・1,6001,600・3,2002,000・4,000(満貫)

※20符になるのはピンフ+ツモの形だけです。この形は最低でも2翻あり、ロンのときは30符になるため、ロンの欄はありません。

※25符は七対子(チートイツ)専用の符です。七対子は2翻の役なので1翻の欄はなく、ツモの場合はツモの1翻が必ず付くため3翻からになります。

※40符4翻と50符4翻は、計算すると満貫の点数に届くため、8,000点(親は12,000点)の満貫扱いになります。また、ルールによっては30符4翻(子7,700点・親11,600点)と60符3翻を満貫に切り上げる「切り上げ満貫」を採用していることもあります。場のルールを確認しましょう。

5翻以上のアガリは符を使いません。満貫から役満までの点数は点数計算入門の早見表にまとめています。

点数早見表|親の点数(ロン・ツモ)

親の点数は子のおよそ1.5倍です(切り上げの関係で、端数は少しだけズレます)。さらに親はアガると連荘(レンチャン)で親番が続くため、高得点のチャンスが重なりやすいのも特徴です。連荘の仕組みは連荘の解説をどうぞ。

親のロン

1翻2翻3翻4翻
25符(七対子)2,400点4,800点9,600点
30符1,500点2,900点5,800点11,600点
40符2,000点3,900点7,700点12,000点(満貫)
50符2,400点4,800点9,600点12,000点(満貫)

親のツモ(全員が同じ点数を払う=「◯◯オール」)

1翻2翻3翻4翻
20符(ピンフツモ)700オール1,300オール2,600オール
25符(七対子)1,600オール3,200オール
30符500オール1,000オール2,000オール3,900オール
40符700オール1,300オール2,600オール4,000オール(満貫)
50符800オール1,600オール3,200オール4,000オール(満貫)

※20符・25符の「—」の理由は、子の表と同じです。

▼ 参考:60符・70符の点数(見たい人だけ)

60符(1翻→3翻):子のロンは2,000点→3,900点→7,700点、親のロンは2,900点→5,800点→11,600点。ちょうど30符の1翻上と同じ点数になります。70符(1翻→2翻):子のロンは2,300点→4,500点、親のロンは3,400点→6,800点で、3翻からは計算上の点数が満貫に届くため満貫扱いです。60符・70符はカンが絡んだ手などでまれに出る程度なので、出てきたときにこの表を見れば十分です。

ツモの支払いの仕組み|誰がいくら払う?

子がツモアガリしたときは、親が子の2倍を払います。たとえば30符2翻のツモは「500・1,000」=子2人が500点ずつ、親が1,000点で、合計2,000点。同じ手をロンでアガっても2,000点なので、ロンでもツモでも合計はほぼ同じになるように分担されている、と捉えるのがコツです。

ちなみに、この「特別な1人が2倍、残りは均等」という分け方は、相続で配偶者と子ども2人が遺産を分けるときの基本の割合(2分の1・4分の1・4分の1)とちょうど同じ比率です。私自身、そんな感じで覚えました。

親がツモアガリしたときは、全員が同じ点数を払います。「1,000オール」なら3人が1,000点ずつで、合計3,000点です。

なお、ロンとツモで合計が少しズレることもあります。30符3翻は子のロンだと3,900点ですが、ツモは1,000・2,000で合計4,000点。これは100点未満の切り上げが支払う人ごとに入るためで、どちらが得という話ではなく、仕組み上の端数です。

場に本場が付いているときは、1本につき合計300点が加算されます(ロンなら放銃した人が300点、ツモなら3人が100点ずつ)。詳しくは本場・積み棒の解説で説明しています。

早見表の覚え方|まずは30符の4つの点数から

早見表を丸ごと覚える必要はありません。私のおすすめは、次の順番で少しずつ広げていく方法です。

まずは30符の4つ:子のロンの1,000点→2,000点→3,900点→7,700点です。「翻が1つ増えるとほぼ2倍」と押さえれば、実質覚えるのは3,900と7,700の端数だけ。2,000の次がちょうど4,000にならないのは、切り上げる前の細かい端数が残っているためです。だからこそ、語呂ごと声に出して覚えるのが早道です(代表的な言い回しは次の章でまとめて紹介します)。

次に親の1.5倍:1,500点→2,900点→5,800点→11,600点。子の並びを覚えたあとなら、「およそ1.5倍」の感覚で自然とつながります。

最後に40符へ広げる:1,300点→2,600点→5,200点、4翻は満貫です。ここまで来れば、実戦のアガリの大半はカバーできます。

ちなみに私自身は、先に各符の1翻から覚えました。30符の1,000点を基本に、40符は1,300点、50符は1,600点と、だいたい300点くらいずつ増えていくイメージです。そこから「翻が1つ増えるとほぼ2倍」で広げていっても、たどり着く先は同じです。

また、符が2倍になると、翻が1つ増えたのと同じ点数になります(25符3翻と50符2翻はどちらも3,200点)。

ツモの支払いは丸暗記しなくても、「合計がロンと同じくらいになるよう、子1:子1:親2で分ける」とだけ覚えておけば、表を見ながらすぐに思い出せます。符の側は、まず「この手は30符か40符か」を見分けられれば十分です。数え方は符計算の解説で3つのステップにまとめています。

点数申告の言い回し|「ザンク」「チッチ」の正体

冒頭で触れた「ザンク」「チッチ」の正体は、この早見表の点数を短く読んだ言い回し(符丁・ふちょう)です。正式な申告方法ではなく、フリー雀荘や仲間内の卓で長く使われてきた、いわば卓の文化です。よく耳にするものを表にまとめました。

言い回し点数出やすい形
イチサン1,300点40符1翻(子のロン)
ニーロク2,600点40符2翻(子のロン)
ザンク3,900点30符3翻(子のロン)
ゴーニー5,200点40符3翻(子のロン)
チッチ7,700点30符4翻(子のロン)
ニック2,900点30符2翻(親のロン)
ゴッパ5,800点30符3翻(親のロン)
ピンピンロク11,600点30符4翻(親のロン)

並んだ点数を見ると、1,000点や2,000点のようなキリのいい点数ではなく、百の位に端数が入る点数ほど言い回しが生まれやすいことに気づきます。そのまま読むと長いので、自然と短い語呂に縮まっていったのでしょう。ピンピンロクの「ピン」は1のことで、1・1・6で11,600点を指します。こうした言い回しは、卓や地域によって多少のゆれがあります。

ツモの申告は、子なら「子の支払い・親の支払い」の順にそのまま読みます(1,000・2,000なら「セン・ニセン」)。500・1,000は「ゴットー」と呼ばれることもあります。親のツモは「1,000オール」のように、点数に「オール」を付けるだけです。

大事なのは、符丁を使えなくてもまったく問題ないということです。「3,900点です」と数字で言えば、それが正式で丁寧な申告です。ただ、聞き取れるようになると卓の進行がスムーズになりますし、語呂として口に馴染んだ点数は忘れにくくなります。なお、オンライン麻雀では点数計算も申告も自動なので、こうした言い回しはリアルの卓ならではの楽しみです。

まとめ

  • 早見表が必要なのは4翻以下だけ。5翻以上は符に関係なく満貫からの固定点数
  • まずは30符の1,000点→2,000点→3,900点→7,700点。親はおよそ1.5倍
  • ツモは「合計がロンと同じくらい」になるよう子1:子1:親2で分担。親のツモは全員同額の「オール」
  • 40符4翻・50符4翻は計算上満貫に届くため、8,000点(親は12,000点)の満貫扱い
  • 「ザンク」「チッチ」は早見表の点数の言い回し。数字で申告すれば十分

点数計算を友達に任せきりだった私も、各符の1翻の点数を足がかりに、少しずつ自分で申告できるようになりました。完璧を目指す必要はありません。まずは「ザンク」と「チッチ」がそれぞれ何点なのか、この2つを覚えるところから始めてみてください。

麻雀のルールを覚える近道は、やはり実戦で数をこなすことです。

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